読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

政治記者Xの備忘録

官邸、自民党、財務省などの記者クラブを経験。マスコミで書けないネタを書いていきます。

馴れ合い構造のなか、NHK受信料は増えるだけ

政治記者Xです。

真実は報道されないことのなかにある。

 

NHK籾井会長の提案したNHK受信料の値下げ提案が、経営委員会に否決されたとのこと。籾井会長のNHK会長としての資質はともかく、NHK受信料、今後もまともに下がることはないと断言できます。それは、マスコミと政治の馴れ合い構造に理由があります。

 

NHK受信料の使われ方というのは、実にひどい。経費の使い方がずさんなマスコミの人間が見ても、ひどい(苦笑)。どうひどいかというと、使いたい放題。無駄を省くという発想はゼロと言っていい。

 

例えば、NHKの記者は若手であっても、ハイヤーはほぼ使いたい放題。NHKのなかには、「解説委員」という名の、新聞を読みに出勤しているおじさんが山ほどいる。

 

NHKの隠れ給与もすごい。NHK職員の平均年収は1200万円超。リストラ無しの公共的な機関で、だ。これだけでも凄いのだが、さらに隠れ給与がある。民間給与ではありえないほどの福利厚生だ。給与で支給するとさすがに批判が起こるので、額面に出ない福利厚生で支給しているのである。

 

例えば、NHKの建物内には職員専用の病院がある。あの広大な渋谷の社屋のワンフロアが丸々、職員専用病院なのだ。「診察室」などというレベルではない。「総合病院」と言えるほどだ。NHKの社食も凄い。ちゃんとした職人が握る寿司が500円程度で提供されている。職員限定で、安価な物品販売もある。まさに受信料にょる「放送貴族」だ。

 

NHKの予算は役所に近い。つまり、使い切りなのだ。受信料を余らせても、NHKにとっては何のメリットもない。なので、何が何でも使い切ろうとする。

 

NHKの予算は国会承認事項。国会議員NHKの予算を監視すべきなのですが、事実上、全く機能していない。NHKと政治家は完全に馴れ合いとも言える関係だからです。

 

NHK自民党の関係は言うに及ばず。政治部記者がNHKの尖兵として、議員に食い込んでいる。野党にしても、民進党にはNHK労組出身議員がずらり。

 

加えて、政治家が最も恐れるマスコミは実は週刊文春ではなく、NHKなのです。というのも、週刊文春や民放、全国紙は多くの政治家の選挙区である地方では、大して読まれていません。ところが、NHKが映らない地方はない。NHKに敵視された議員は、生存すら危ういのだ。

 

NHK自身に削減意欲が湧くことはない。削減を促すべき政治家も機能しない。受信料が下がる余地はないのだ。こうして、事実上の税金とも言える受信料は、野放図に増えていく。