読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

政治記者Xの備忘録

官邸、自民党、財務省などの記者クラブを経験。マスコミで書けないネタを書いていきます。

トランプ現象に通じる、日本の階級化

政治記者Xです。

真実は報道されないことのなかにある。

 

トランプ現象とは何なのか。自分はアメリカの事情に詳しくはないですが、これは日本の将来を指し示す出来事だと思っています。

 

「アメリカの階級化」を打ち倒したいという多くの有権者の願望、反トランプを訴えるメディア不信があると言われています。わたしがよく知る日本のメディア業界。日本のメディア業界は、まさに「階級」そのものだと痛感します。日本の大手メディアに一度でも在籍したことがある人は、必ず感じているはずです。大手メディアこそ、社会階層の最上位に位置しているということを。

 

NHK日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日テレビ東京といった東京のテレビ局、さらに讀賣テレビ毎日放送関西テレビ朝日放送など大阪の放送局、さらに朝日新聞、読売新聞、日経新聞の社員の年収は40歳過ぎで1500万円を軽く(!)超えます。

 

これらの会社では、社内結婚が実に多い。なので、世帯収入は3000万円を超えるわけです。社内結婚ではなくても、高給取り同士の結婚がほとんど。

 

加えて、こうした大手メディアに入社するのは、大手企業の幹部や高級官僚、国会議員、資産家といった有名人の子女が大半。遺産相続で億を超えるなんていうのは、珍しくも何ともない。というか、それが多数派かもしれない。

 

つまり、上流階級の子女が高給の企業に入り、さらにその子女が高給のメディア企業に入るわけです。これが、階層化でなくて何なのか。しかも、こうした企業ではリストラもないわけです。だから、能天気な議論もできる。

 

そういった生まれながらにして、高い階層に位置する人間が「報道」を担い、その子供たちも「報道」を担っていく。「庶民の痛みが・・・」なんて原稿をしらっと、平気で書くわけです。今の「報道」が、どういう価値観や人生経験から生まれるか、もはや言うまでもないわけです。

 

トランプ現象は日本にとって、他人事ではない。トランプを支持する動きを生む環境は、日本でも静かに、確実に進んでいる。