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政治記者Xの備忘録

官邸、自民党、財務省などの記者クラブを経験。マスコミで書けないネタを書いていきます。

甘利大臣辞任は22日金曜日

政治記者Xです。

真実は報道されないことのなかにある。

 

さて、甘利大臣の辞任は確実な状況だ。きょうの会見で、甘利大臣は週刊文春の報道内容を否定していない。否定しないということは、週刊文春の記事が逃げる余地がないものだということ。甘利大臣は会見で「発売日前なので、記事は読んでいない」としているが、当然、読んでいないはずはないわけで。

 

きょう(20日)、官邸を甘利大臣が訪れ、「週刊誌から取材があったこと」を安倍総理に報告したという。だが、忙しい総理大臣の日程を急に空けてもらい、わざわざ「取材されたこと」なんて報告しない。間違いなく、安倍総理、菅官房長官と辞任の段取りを詰めていたのだろう。

 

不祥事で政治家が辞任する際にはパターンがある。金曜に辞任会見をすることが、経験則だが圧倒的に多い。

 

なぜ金曜なのか。理由は2つある。ひとつは、土日にニュース番組が少ないということ。金曜に辞任会見をすれば、金曜夜のニュース番組で叩かれるだけで済む。土日を挟めば、報道はかなり沈静化するからだ。

 

もうひとつは、土日にほとんどの国会議員が地元に帰り、支持者回りをするためだ。国会議員が選挙民との会合で「甘利大臣の疑惑はどうなっているのか」と突かれることになる。金曜までに辞任しなければ、自民党の各国会議員は何かしらの言い訳をしてまわることになる。金曜に辞任すれば、ひと段落つけることができるのだ。

 

今回の疑惑、不思議なのは証拠が揃いすぎているということ。贈収賄は賄賂を送った方も罪に問われるので、通常は送った方も証拠が残らないようにする。にもかかわらず、今回の甘利大臣の疑惑は証拠が揃いすぎている。甘利大臣の秘書との間で、何かがあったことは間違いない。

 

ただ、その「何か」が明るみに出ることは、恐らく、ない。